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精神医学

精神疾患の症状と種類(分類)

投稿日:2017年6月14日 更新日:

精神疾患の症状

主に上げられる特徴として、

・知覚 幻覚、錯覚

・思考 妄想(一次3つ、2次)

・感情(気分) 上がる(高揚)、下がる(抑うつ)

・意欲 亢進、低下 アパシー

・記憶、知能、意識(脳の障害)

 

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精神疾患の分類

・精神疾患の診断では疾患に特異的な検査はまだなく、

それゆえ症状の集まりで診断している

①本人が表出する症状と(表情、話し方、態度)

②本人が体験する症状から診断

などから、診断する。

・従来診断

ー症状の羅列であるが、それぞれに経験的な重み付けをする

ー国際的には統一されていない

・ICD-10

・DSM-Ⅳ

 

精神疾患には多くの種類があり、同じ症状でも分類法によって病名が変わるケースもあります。

ここでは、世界保健機構(WHO)が作成したICD-10(日本では疾病統計や様々な書類に用いられてる)

をもとに、ご紹介していきます。

 

ICD-10による精神疾患の分類でみる主な症状

 

ICD-10では次の10項目に精神疾患の症状が分類されています。

 

(1)症状性を含む器質性精神障害

(2)精神作用物質使用による精神及び行動の障害

(3)統合失調症・統合失調型障害及び妄想性障害

(4)気分(感情)障害

(5)神経症性障害・ストレス関連障害及び身体表現性障害

(6)生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群

(7)成人の人格および行動の障害

(8)精神遅滞

(9)心理的発達の障害

(10)小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害

 

以下順番に説明すると、

(1)症状性を含む器質性精神障害
脳への外傷や脳梗塞といった脳自体の器質的異常によって引き起こされる精神障害です。
主な病気…アルツハイマー病、脳血管痴呆、せん妄、脳外傷、脳炎後症候群など

 

(2)精神作用物質使用による精神及び行動の障害
アルコール、麻薬・覚醒剤、睡眠剤、幻覚剤などの使用によって起こる精神および行動の障害が含まれます。
主な病気…急性中毒、依存症候群、離脱状態、精神病性障害など

 

(3)統合失調症・統合失調型障害及び妄想性障害
統合失調症(思考と行動を統合する能力が長期間にわたって低下し、その経過の中で幻覚、妄想、まとまりのない行動をとる)と、その近縁疾患などが含まれます。
主な病気…統合失調症、持続性妄想性障害、急性一過性精神病性障害、感応性妄想性障害など

 

(4)気分(感情)障害
正常の範囲を超えて落ち込んだり、高揚したりすることが長いあいだ継続する気分(感情)の障害です。
主な病気…躁うつ病、反復性うつ病性障害、持続性気分(感情)障害、特定不能の気分(感情)障害など

 

(5)神経症性障害・ストレス関連障害及び身体表現性障害
体の組織に異常はなく、心理的・性格的な原因や、内的葛藤が主な原因となる障害です。一例として日本ではノイローゼという言葉が、いろいろな意味で使われてきました。
主な病気…恐怖神経症、パニック障害、強迫神経症、外傷後ストレス障害(PTSD)など

 

(6)生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群
拒食や過食などの摂食障害、睡眠障害、性欲の低下などによる性機能不全などが現れる障害です。
主な病気…摂食障害、非器質性睡眠障害、性機能不全、器質性の障害など

 

(7)成人の人格および行動の障害
人格障害(大多数の人とは違う行動をすることで、自身が苦しんだり周囲が困ったりするケースが挙げられる)や性行動に関する問題などが含まれます。
主な病気…人格障害、性同一性障害、性嗜好障害、特定不能の成人の人格および行動の障害など

 

(8)精神遅滞
生まれつき精神の発達が未熟だったり、または成長の過程で精神の発達が停止するなどの状態を示します。
主な病気…精神遅滞

 

(9)心理的発達の障害
脳機能が何かの原因による発達の遅れから現れる心理的発達障害で、いわゆる自閉症などが含まれます。
主な病気…会話および言語の特異的発達障害、学習能力の特異的発達障害、運動機能の特異的発達障害など

 

(10)小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害
幼児期、小児期または青年期に初めて診断される障害で、多動児にみられる多動性障害、行為障害などが含まれます。
主な病気…多動性障害、行為障害、小児期に特異的に発症する情緒障害、チック障害など

ご参考になれば幸いです。

 

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